何を差し置いても丈夫な家を

2011年3月に、東日本大震災が東北地方を襲いました。

わたしはその様子をたまたまテレビでリアルタイムに見ていました。

始めは大規模な地震に各テレビ番組が一斉に中断し、報道番組へかわり不謹慎ながら「地震規模が大きいとはいえ、さほどの問題はないだろう」と他人事のように思っていました。

大分に住むわたしは津波の被害を実感することはほぼないまま生活してきましたので、東北地方の津波の危険性について全くと言っていいほど知識がありませんでした。

諸外国の津波被害を見れば、ほんの一瞬で生活すべてを奪い去る危険があるということは承知していたはずですが、まさか同じ日本で(過去にも)大災害が起こりうるなどとは想像もしていませんでした。

今まで私が経験した地震の際も「津波の心配はありません」と当たり前にニュース速報が流れ、今回はやけに津波に厳戒注意するのだなと思った程度。

そんな矢先、テレビでみたあの大津波はわたしのいままでの津波の印象を真っ向から覆すすさまじい映像でした。実際に起こっているとは信じがたい映像の数々。遠くから町並みを映した中に小さく見えるたくさんの住宅やビルや車。それがすべてじわじわと波に飲み込まれて一斉に飲み込まれ流されていく様子は、まるで模型図で再現したのかと誤解をするほどの儚さを思わせました。

津波が襲ったのちにその場に住宅が残っていたとしても、屋根もろとも海水を浴びてしまった建物はそのままでは安心して住むことはできませんが、やはり家の形を残せた家主さんと波もろともすべて流され跡形もなくなってしまった家主さんでは、家への思いも違ったのではないでしょうか。

すぐに避難できる高台に住居を構えていた方と、海岸近くに家を建てられていた方。生活している中ではさほどの距離や環境も変わらずに日々を送っていたのでしょうが、ほんの数キロ住宅を構える場所が違っただけで被災後の状況も異なっていることでしょう。

自然相手に毎日を生活していることを改めて痛感した今回の出来事は、やはり遠く九州大分でも他人事ではありません。地震の危険性からいえば大分もかなりの高確率です。

地震に強い家を、とにかく箱ものについて完成後に心配をしなくて済む住宅をと思い、新築の際に考慮したことを今また思い出しているところです。

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This entry was posted on 火曜日, 8月 9th, 2011 at 8:11 PM and is filed under 未分類. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.