住宅エコポイント
平成23年の7月で終了した住宅エコポイント制度が、平成23年10月21日(新築の場合。リフォームは平成23年11月21日から)からの工事分に対して再開されました。
住宅エコポイント制度は家電エコポイントやエコカー減税などに続く、国のエコ支援策のひとつですが、前回は住宅の省エネ化、住宅市場の活性化を目的とした住宅エコポイント制度だったのに対して今回は、それに加え東日本大震災の被災地復興支援を大きな目的とした制度となっているようです。
住宅エコポイント制度とは、基準となる仕様、性能を確保する新築工事やリフォーム工事に対してポイントを発行し、そのポイントで商品との交換や追加工事への充当、また寄付などでポイントを利用できる制度です。
このポイントの交換に関しても今回の制度では、被災地支援に重点をおいているため被災地の産品・製品が主となっています。
また、住宅版エコポイント制度で気をつけなければならないのが、エコポイントの対象物件となるために、定められた期間内に着工し、工事が完了しなければならないということです。再開となった今回は、新築は平成23年10月21日〜平成24年10月31日、リフォームは平成23年11月21日〜平成24年10月31日となっています。
エコポイント発行対象は、エコ住宅の新築、エコリフォームでそれぞれ基準が設けられています。
新築の場合は、省エネ法のトップランナー基準に該当する住宅であることと、省エネ法の基準(平成11年基準)を満たす木造住宅であることの大きく分けて2つになります。
そしてこの基本基準に、エコキュートやエコジョーズなどの高効率給湯器のほか、熱交換型換気設備や高効率空気調和設備、太陽光発電設備といった設備を搭載した住宅、もしくは、これらのエコ設備を搭載しているかどうかに関係なく、「次世代省エネ基準」を超える高い断熱性能を有する外壁、窓等を持った高性能住宅もエコポイント対象となる基準に該当します。
またリフォームの場合は、窓の改修工事、外壁、天井・床・屋根の改修工事で、次世代省エネ基準以上の性能を確保することが基準となります。
またバリアフリー工事や耐震改修工事もエコポイントの対象となります。新しく家を建てること、リフォームを考えている方にとってはぜひ利用したい制度ですね。